李明博前大統領、南北秘事を公開…「回顧録政治」という批判も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.30 09:29
李明博(イ・ミョンバク)前大統領の回顧録『大統領の時間』が公開され、波紋が広がっている。南北秘密接触に関する秘史が書かれているうえ、外国首脳との対話など敏感な内容が含まれているからだ。
回顧録には、2012年1月に温家宝前中国首相が金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を「若い指導者」と呼んだこと、金正恩の長期執権の可能性に「歴史の道理がそうなるのか」と否定的に述べたという内容が書かれている。韓米自由貿易協定(FTA)交渉が難航していた2010年11月、国内の批判に直面したオバマ大統領が「現在の米国メディアを見たか。李大統領は単任制だから大丈夫かもしれないが、私はそうではない」と不満を表したことまで紹介された。2009年にシンガポールで任太熙(イム・テヒ)労働部長官に会った金養建(キム・ヤンゴン)北朝鮮統一戦線部長が「(結果なく)そのまま行けば私は死ぬ」と語った点も敏感な内容だ。