「韓国鉄道と中国横断鉄道の連結を議論するべき」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.28 15:17
鉄道は現代の輸送手段の嚆矢だった。自動車と航空機の速い発達で重要性は減ったが、中距離輸送では依然として競争力が高い。近年、鉄道は技術革新で競争力がさらに高まった。高速鉄道が我々の日常生活に及ぼした影響にこの点がよく表れている。ちょうど数日前、政府が北朝鮮に鉄道網の復元を提案した。ユーラシア横断鉄道に関する議論はすでに数年前から検討されてきた。鉄道専門家の宋達鎬(ソン・ダルホ)博士に鉄道の現況と展望を尋ねた。
--韓国の鉄道産業の現況は。特に国際的な競争力が気になる。
「韓国の鉄道産業は高速鉄道の開通で一段階レベルアップした。技術は先進国に非常に近いレベルに上がったとみている。車両技術は先進国と対等だ。信号体系分野ではやや不足している。幸い、政府は一気に先進国レベルに高めるためのプログラムを推進している。このような努力が成功すれば、技術ではひとまず競争力を確保できるだろうと考える。しかし韓国市場が小さいという事情が根本的な制約要因として作用している。内需が小さいため韓国の鉄道企業は小さく、規模の経済を実現しにくい。最も大きい鉄道企業の現代ロテムが世界市場の2.3%を占め、10位圏に上がったほどだ。もともと鉄道産業は自動車産業や航空機産業のように多くの部品を組み立てる産業だ。現在、韓国鉄道産業にはそのような部品会社がほとんどない。この点が韓国の鉄道産業の弱点だ。さらに車両組立企業がすべての部品を組み立てるより、中間部品会社が部品を組み立ててモジュールを作り、組立会社がそのモジュールを組み立てる方式に変わっている。モジュール生産会社の層が薄い状態で組立会社だけで先進国に追いつくのは容易でない」