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平壌の暖房…住民は練炭、高位層は韓国産の太陽光(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.27 15:36
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北朝鮮の冬はとても寒い。マイナス40度まで下がるほどだ。しかも4月まで続くほど長い。北朝鮮の人々が強くて頑丈なのは天気の影響もあると言われる。住民たちはこの寒い冬をどのように耐え抜くのだろうか。燃料では練炭を含めた石炭を最も多く活用する。次に木、石油、プロパンガスの順だ。だが問題は供給が円滑ではないという点だ。なぜそうなのか、1つずつ調べてみよう。

まず石炭は電気不足で供給の悪循環を体験している。北朝鮮で石炭は45億トン(推定値)程度が埋蔵されていると言われる。ばく大な量だ。だが掘り出すことに劣らず運搬はより大きな悩みだ。石炭を炭鉱から掘り出して練炭工場に移すべきなのに移動手段である列車に電気がまともに供給されないからだ。列車が運行を中断するケースが日常茶飯事だろう。北朝鮮は一時、軽油と電気で列車を運行させていたが、国際社会の経済制裁で軽油が供給されなくなり電気だけで動かしている。特に昨年は深刻な干ばつで全体発電量の63%を占める水力発電に大きな支障が生じた。だから電気がさらに不足になった。電気不足は石炭運搬だけでなく北朝鮮の経済全般にも動脈硬化を起こしている。

 
木も事情が良くない。1980年代中盤に始めた木の伐採と段々畑の造成で、山林を大きく傷つけて燃料用が不足しているという。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が今年の新年の辞で「全党、全軍、全国民がトルチョナ山林復旧戦闘を元気良く展開して祖国の山々を青々とした森の茂る黄金山に変えなさい」と指示したのもそのためだ。北朝鮮当局は許可されていない地域で燃料を採取するケースの取り締まりを強化している。そのため北朝鮮当局と住民間の対立が絶えない。脱北者のカン・ヘウォン氏は「山林監督院が動員されて取り締まっているが、苦心して燃料を探してきた住民たちが燃料はもちろんカマや斧などの道具まで押収されて監督院と争うことが多い」と話す。直ちに寒い冬を送らなければならない北朝鮮住民らに金正日(キム・ジョンイル)が話した黄金山は空念仏となっている。


平壌の暖房…住民は練炭、高位層は韓国産の太陽光(2)

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