韓国軍、秘密兵器クルーズ・弾道ミサイルをなぜ公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.20 08:18
韓国軍が秘密にしてきた新型クルーズミサイルと弾道ミサイルを突然公開したのは、北朝鮮を牽制するためと解釈される。北朝鮮の相次ぐ挑発脅威に強く対応する意志を対内外に確認したのだ。軍のミサイル公開は、北朝鮮が13日の長距離ロケット発射に失敗した直後であるだけに注目を集めた。李明博(イ・ミョンバク)大統領も19日、軍の武器を研究・開発する大田(テジョン)国防科学研究所(ADD)を訪問、研究者らを激励し、新型武器を視察した。
特にこの日、軍が新型ミサイル2種類を特定して公開したのは、北朝鮮の長距離ミサイルが韓国の安保に深刻な脅威になっている状況を考慮してのことだ。韓国にも対応手段があることを強調し、北朝鮮の挑発心理を抑制するという布石だ。実際、李大統領は「私たちが強ければ北朝鮮は挑発できないが、弱ければ挑発してくる」とし「平和を維持するために強力な(武器)性能が必要だが、その目的は平和を実現するためのものであり、戦争を抑制しようというものだ」と述べた。続いて「そのためには強い武器、強い精神力、意志がなければならない」とし「強い精神力と強い力、その力の中には北朝鮮を圧倒する最新武器がなければならない」と述べた。