IMF「日本とユーロ圏の長期沈滞が最大のリスク」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.21 10:59
国際通貨基金(IMF)が今年の世界経済成長見通しを当初の3.8%から3.5%に下方修正した。原油安と米国経済の強い回復傾向にもかかわらず、ユーロ圏と日本、中国、ロシアなど主要国の成長が予想より鈍化するとの判断からだ。
IMFは20日、世界経済見通し修正報告書で今年の世界の国内総生産(GDP)増加率は昨年3.3%(推定値)より0.2ポイント高い3.5%になると予想した。これは昨年10月に出した見通しより0.3ポイント低い。IMFチーフエコノミストのオリビエ・ブランチャード氏はこの日の記者会見で、「原油安が世界の経済成長に短い喜びを与えるだろうがその恩恵がグローバル経済を無気力な状態から抜け出させるほど十分ではないだろう」と話した。