【社説】行き詰まる米朝関係、韓国政府が賢く対処を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.19 12:34
米国の北朝鮮に対する強硬基調は尋常でない。オバマ大統領は新年最初の業務を対北朝鮮制裁行政命令で始め、米下院も初めての聴聞会を「北朝鮮バッシング」で始めた。オバマ大統領は20日の国政演説でもソニーピクチャーズへのハッキング事件に言及し、北朝鮮をより強く批判する可能性が大きい。南北対話を再開させようと努めてきた韓国政府の基調とは交錯する流れだ。
分断70年を迎えた今年、行き詰まった南北関係を改善するのは朴槿恵(パク・クネ)政権に与えられた最優先課題だ。時間も多くない。3月初めに韓米合同演習のキーリゾルブが始まる前に離散家族再開を実現し、高官級対話の糸口が解けなければ朴大統領の最後のゴールデンタイムである今年、南北関係は何の結実もなく過ぎてしまうとの懸念が大きくなる。