韓国不景気の指標「小型トラック」…販売数増える(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.13 11:04
最近中小企業を退職した40代のキム・サンチョルさんは4月にソウル・昌信洞(チャンシンドン)で雑貨店を開く計画だ。店舗を仮契約してから彼が最初にしたのは現代自動車の1トン小型トラックの「ポーターII」を契約したこと。契約を急いだが早くても3月中旬以降に納車されるとみられる。当面は同じような店を運営する先輩の車を借りて店を出すのに必要な物を少しずつ運び込む計画だ。彼は「ポーターの納車待ちが多いという話を聞いて契約を急いだが、3カ月も待たなければならないとは知らなかった。それでも故障が少なく、もしも後で中古車として売る時に売値も良いというので少し待ってでもポーターを購入することにした」と話した。
現代自動車の小型トラック「ポーターII2015」と起亜自動車「ボンゴ3」の需要が大きく膨らんでいる。自動車業界ではこれらモデルの販売状況は不況かどうかを計る一種の尺度とされる。これらの車が必要な自営業者の増減によりそれだけ需要が増えたり減ったりするからだ。現代自動車グループ内部ではポーターとボンゴの契約台数の推移に対し「ポーター指数」という言葉も使われる。ポーターの在庫が多ければ多いほどそれだけ不景気で、在庫が減ればそれだけ景気が良くなったという意味からだ。