崖っぷちの韓国サラリーマン… 2万7800人が会社去った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.15 16:48
ソウル汝矣島(ヨイド)の63ビルは最近、雰囲気が落ち着かない。最上階と地下にある食堂街では忘年会が開かれているが、中間層の事務室には緊張感が充満している。ビル所有者であるハンファ生命は今月700人を減員する計画だ。同社はすでに上半期に300人を減らした。たった1年の間に全体職員(4738人)のうち5分の1以上の職を解いたのだ。ハンファ生命に19年間勤務しているA次長(46)は「名誉退職を受け入れなければ縁故の全くない地方営業所に配属される雰囲気」とし「地方行きの発令後は退職しても名誉退職金は受け取ることができないため(退職を)深く悩んでいる」と話した。
サラリーマンが“危機の年末”を迎えている。有名な企業まで苛酷な構造調整をしているためだ。中央日報が売上300大上場企業における7-9月期の事業報告書を調査した結果、今年に入って9月までに2万7800人余りが会社を辞めたことが分かった。憧れの対象である大企業の会社員ですら、1日に102人の割合で会社を去ることになったのだ。ハンファ生命など、最近の構造調整まで勘案すると、統計に反映されないまま路頭に迷うことになったサラリーマンの数はこれよりはるかに多い。