【社説】国民を愚弄した韓国国防部の嘘
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.30 13:49
29日に発効された「韓日米3カ国間北朝鮮核・ミサイル威嚇に関する情報共有約定」をめぐって「密室推進」論議に包まれた韓国国防部が、締結時点について嘘をついていた事実があらわれた。国防部の柳済昇(リュ・ジェスン)政策室長は26日、記者会見で「韓日米が29日に情報共有約定を締結する」と発表した。だが米国はその3日前の23日、日本と韓国はそれぞれ26日に約定書に署名を終えていた状態だった。韓民求(ハン・ミング)国防長官は29日午前0時に約定が公式に発効されてから数時間経過したこの日の午前に国会国防委員会でこの事実を明らかにして「申し訳ない」と述べた。国防部が国民と言論に対し明白な嘘をついたわけだ。よっぽどでなければ与党所属の黄震夏(ファン・ジハ)国防委員長まで「長官が誤りを認めて謝るべき」と叱責するだろうか。
北朝鮮の威嚇に対処するための情報は多いほど良いというのが韓国の境遇だ。韓日米の軍事情報交流は、日本の軍事的影響力の拡大を制限するという条件のもと、国益レベルで受け入れる必要がある。