【コラム】食い違う南北の反日と親日
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.25 09:54
今、北東アジアで露骨な親日の動きで国際社会の注目を集める国がある。北朝鮮だ。今月10日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の右腕として知られる李洙ヨン(リ・スヨン)外相はミャンマーで岸田文雄日本外相と会談した。両国の外相が会ったのは2004年7月以来10年ぶりだ。岸田外相は拉致被害者、行方不明・死亡者に対する全面調査を要求し、北朝鮮はこれを受け入れ、来月初めに調査結果を日本に通知する見通しだ。拉致被害者に比べて行方不明・死亡者の公開は負担が少ない。したがって北朝鮮が多くの行方不明・死亡者の調査内容を伝え、日本は万景峰号の入港を許可するなど対北朝鮮制裁を追加で緩和する可能性があるとみられる。
北朝鮮の「親日の動き」はこれだけでない。最近、日本の記者を相次いで招待し、住民とインタビューさせている。インタビューの最後に住民は「日本とうまく付き合いたい」という言葉を忘れない。また、日帝時代に北朝鮮で暮らして死亡した日本人(約3万人)の子孫も招待し、先祖が埋められたところを訪問させている。この場面は同行した日本の記者によって日本全国に伝えられる。