「韓国の造船業発達は分断後に島ではない島になったため」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.22 16:15
「詩人たちが何と表現しようが島は魂の比喩だ」(ジェニック・ウィンタースン、英国女流詩人)。日常に疲れるほど、かすかな郷愁を呼び起こす島。そんな神秘に包まれた島を学問的に研究してきた学者がいる。比較文学分野で世界的な学者に挙げられるマーク・シェル(Mark Shell)米国ハーバード大学英文学科教授。彼は文学者だが、島を研究する「島しょ学」専門家としても有名だ。慶熙(キョンヒ)サイバー大学特講のために訪韓した彼に18日に会って島しょ国の特徴や島をめぐる領土紛争解決案などを聞いた。
--今回『島しょ学(Islandology)』という本を出版したが、どんな学問なのか。
「言葉どおり島が持つ地政学的・歴史的な意味を研究する学問だ。これまで地理学者は本土(mainland)の反対概念として島を研究した。地理学者が言う島は、海に囲まれた土地の周りを船で完全にひと回りできる所を意味した。そして島の特性と共にこうした土地が本土と連結された時にどんな現象が起きるのかなども島しょ学の研究対象だった。しかし時間が経つ中で、歴史的に島が持っている役割と意味で学問の領域が拡大した」