韓国の製造業界は“チャイナパニック”…「日本と中国に押されかねない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.09 09:16
7日午後、中国の産業都市である広東省深セン市華強北通りのスマートフォン商店街。ソウル・竜山(ヨンサン)の電子商店街のように各種電子機器を取り扱う店があふれる。顧客はサムスン電子の最新型戦略スマートフォン「ギャラクシーS5」より、中国製スマートフォンの小米とレノボ、華為の最新型製品により多くの関心を持つ。現地投資のために深センに滞在しているSKテレコムのチェ・ジェビョン部長は「中国には携帯電話メーカーだけで数百社あるが、この数年で品質も目立って良くなった。スペックやデザインでサムスンに引けを取らず、価格は100ドル台にすぎない」と話した。
韓国の製造業界が「チャイナパニック」に包まれた。レノボと小米、華為のような中国のIT企業が先端プレミアム製品と洗練されたマーケティングを進め、これまで力を入れて積み上げてきた「メイド・イン・コリア」の牙城が揺れている。安い労働力と価格競争力を掲げ低価格市場を攻略してきた以前の中国とは明確に異なる。これに対し成長の限界にぶつかった韓国の製造業者はすぐ下にまで追いついてきた中国企業の追撃を空しく見守らなければならない境遇に追い込まれた。韓国製造業界の“国家代表”であるスマートフォンがそうだ。サムスン電子とLG電子が超高解像度(QHD)ディスプレーを盾にプレミアムフォン市場だけで善戦しているが、爆発的に大きくなっている中低価格普及型市場では中国企業に押されている。こうした現実は8日にサムスン電子が発表した第2四半期業績速報値にそのまま反映された。