【取材日記】市民の安全が最優先だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.15 14:38
ソウル蚕室(チャムシル)の第2ロッテワールドが「安全スキャンダル」に包まれた模様だ。ソウル市のイ・ゴンギ行政第2副市長が10月2日、「低層部3棟の臨時オープンを承認する」と発表して以降、大小の「安全警報」が鳴っている。
ロッテワールドモール5~6階の飲食店街の通路床の亀裂(10月26日)、ロッテワールドモール1階の天井から落ちた金属物で男性負傷(10月29日)、「AVENUEL」館8階天井ポール亀裂(11月3日)、アクアリウム(水族館)の漏水現象(12月9日)、ロッテシネマワールドタワー店の14館スクリーンと床の揺れ(12月10日)。これまで明らかになった問題だけで数え上げるのも息が切れるほどだ。
実際、第2ロッテワールド誕生の過程でも話が多かった。李明博(イ・ミョンバク)政権時だった2009年3月、首相室は京畿道城南(キョンギド・ソンナム)のソウル空港の補助滑走路変更を条件に第2ロッテワールドの高さ制限を撤回した。呉世勲(オ・セフン)市長時だった2010年11月、ソウル市は高さ制限の撤回により建築許可を変更した。このような迂余曲折を経てロッテグループは123階(555メートル)の第2ロッテワールド新築の夢を叶えた。