特許数同じのソウル大と東大、ロイヤルティ収入は大きな格差(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.15 09:06
東京大学は昨年1055件の特許を出願した。国際特許が544件で国内特許の511件より多かった。企業に貸与した特許が351件、ロイヤルティ収入が6億8600万円だ。ソウル大学も昨年同じ数の特許を出した。だが、国内特許が754件で国際特許301件の2倍以上となった。技術移転件数は104件、ロイヤルティ収入は24億6000万ウォン(約2億6265万円)にとどまった。
先月25日、東京大学キャンパスで会った東京大学TLOの山本貴史代表は、「東京大学の“看板”のおかげではない」と話した。「すべてスタッフがひとつひとつ企業を訪ね歩き販路を切り開いた結果だ」と話した。東京大学TLOのスタッフ25人は全員が民間企業出身だ。ソウル大学は産学協力団知識財産管理本部で技術移転を担当する。スタッフ14人のうち7人が教職員だ。山本代表は「韓国の大学は技術水準が高い。企業も日本に比べ技術を受け入れるのに積極的だ。だが、大学で技術移転を担当するキーパーソンがあまりに頻繁に変わる」と指摘した。彼は「この分野で10年以上働いた私ですらどの人に会って話をすべきかわからないほど」と話した。