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鄭明勲「ソウル市響代表、容認できない人権蹂躪」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.11 10:09
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ソウル市立交響楽団の暴言論争に関連して指揮者の鄭明勲(チョン・ミョンフン)芸術監督(61)は10日「容認できない人権蹂躪(じゅうりん)だったため、私が乗り出した」と話した。朴ヒョン貞(パク・ヒョンジョン)代表(52)の暴言・セクハラに対する自身の立場を初めて明らかにした。

鄭監督はこの日、ソウル市響の練習に先立ちオーケストラ団員に状況を説明した。「(朴代表の暴言について)知ってからずいぶん長くなった。1年以上になるが職員があまりにもひどい苦痛にあっていて、(朴代表に)呼ばれて部屋に入れば何時間も人として扱われないという話を聞いた」。鄭監督は「こういうことを見ていて耐えられなかった、私も職員の役に立たなければという考えで6週間前、ソウル市に話した」と説明した。引き続き朴代表が自身を批判したことについても言及した。朴代表は5日、記者会見を行って「鄭監督がソウル市響を私組織のように運営し、個人の利益のために芸術監督の本分を尽くさなかった」と話した。これに対して鄭監督は「ソウル市に話した後、静かに解決されることを願っていたが、それができなくなっている。私に問題があるという話まで出てきた」として「とんでもないことだ。私に過ちがあれば伝わるだろう」と主張した。

 
朴代表に対しては「初めは仕事ぶりが上手に見えたし、賢かった」として「しかし仕事を良くできてもできなくても、1人の人間がほかの人をそんな風に扱うのを私はそのまま見ていられない」と話した。

鄭監督は今月31日にソウル市との3年契約が終わる。来年1月に再契約を控えている。彼は「私は6週間前ソウル市に辞めると話した。だが自分にも責任がある。私はすでに辞める1人だが解決する時まで(責任を全うする)」としながら今回の問題に対する解決の意志を表明した。これに対して朴代表は「鄭監督がソウル市に嘆願する前に、その内容を私に話さなかったことが遺憾」として「昨年末に鄭監督が『職員を叱りつけるな』という話をしたりしたが、なぜそれしか方法がないのか尋ねなかった」と話した。また「私にうまく言えば分かって済むことをソウル市に嘆願した」と付け加えた。

2日にソウル市響職員17人は、朴代表が自分たちに暴言・セクハラを含めた内容を公開して退陣を要求して問題が大きくなった。朴代表は「組織を改革しようとして乱暴な言葉が出てきた。職員の背後には鄭監督がいる」と主張した。

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