【グローバルアイ】日本総選挙の「3大不思議」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.06 12:54
長いあいだ日本の政治を見てきたが、14日に行われる総選挙ほど珍しい選挙もない。「消費税を上げる」というものでもなく、「上げるのを先送りする」ということを国会解散の名分としたことからして喜劇だった。しかし法律に「総理全権事項」となっているのだから、それはそうとしよう。問題はとうてい「理解不能」の与野党、そして日本の有権者だ。個人的に「3大不思議」と命名したい。
まずは「自暴自棄の野党」。総選挙は政権を選択する選挙だ。ところが今回の選挙で第1野党の民主党は全体295の選挙区のうち178カ所でしか候補を出すことができなかった。比例代表を含めると全体475議席のうち候補は198人。41%にすぎない。一言で、選挙を行う前から「民主党政権」を放棄したということだ。このため今回の選挙では「政権交代」というスローガンが最初からない。海江田万里民主党代表は「今回の選挙は次の選挙で勝つための土台を用意するための選挙」と何気なく話す。韓国野党なら当日ですぐに“クビ”になりそうだ。1998年に結党され、一時は政権まで握った野党が、前総選挙で敗北してから2年も過ぎたが、選挙区にまともに候補も出せないとはあきれる。一言で野党の資格喪失だ。