韓国の輸入車部品価格、海外平均の最大2.2倍(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.05 15:45
米国で乗っていたスポーツ用多目的車(SUV)を韓国に持ってきたキム・ギョンファンさん(41)。車を修理するたびに修理費のため怒りを感じる。整備会社は「作業費より部品の価格自体が高いため」という言葉を繰り返したが、実際の部品価格がどれほどかは分からなかった。キムさんは「その間、実際に部品の価格差がどれほどあるのか分からず、消費者としては不満を感じるしかなかった」と話した。
今年8月に国土交通部が「インターネット自動車部品価格公開制度」を施行した後、初めて輸入車部品の国内外価格差が調査された。韓国国内で販売中の輸入車の主な部品30個のうち23個が海外平均より高いことが分かった。公正取引委員会と消費者市民会は4日、輸入車5車種の部品(前バンパー、後バンパー、ボンネット、前フェンダー、前ドアパネル、ヘッドランプの6つの部品)の国内外販売価格差(10月基準)を発表した。これによると、韓国で販売される輸入車部品価格は海外平均価格より最大2.2倍も高かった。特にレクサス300hの前フェンダーとヘッドランプはドイツの2.5倍にのぼった。ヘッドランプは海外平均価格が100万5000ウォンだったが、韓国では224万9000ウォン(約24万円)と、2.2倍だった。独メルセデスベンツ300の前バンパーと後バンパーは現地の1.4倍で、ヘッドランプは米国の1.8倍だった。米クライスラー300Cのボンネット(フード)とドアパネルは米国の1.9倍だった。