【時視各角】エネルギー覇権の崩壊…韓国にとっては機会(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.01 11:09
「50年間持続してきた中東産油国の世界エネルギー覇権構図が崩れる轟音を聞いた」。エネルギー専門家であるキム・ヒジプ氏(アクセンチュア・コリア代表)の話だ。先週末、「30年ぶりに最も重要な会議」である石油輸出国機構(OPEC)会議が、減産を拒否した。サウジアラビアが反対したためだ。直ちに西部テキサスの原油は10%も落ちて1バレルあたり60ドル台に急落した。1バレルあたり107ドルだった今年6月に比べると40%も落ちた。
これについて「サウジが米シェールガスにあいくちを刺した」「原油市場のチキンゲーム」という分析が出てくる。1バレルあたりの生産コストが高い米シェールガスを荒地にするパワーゲームという見解だ。サウジでは「アゲイン1985!」を夢見るかもしれない。当時サウジは、国際石油価格を1バレルあたり31ドルから10ドルまで下げ続けて、ほかの産油国と北海油田の企業などを屈服させた。