【中央時評】韓国キムチが万里の長城を越えるためには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.28 10:35
最近Sグループが主管したキムチ作り行事に参加した。協力企業の役職員、宗教および慈善団体の人々まで含め1000人余りで室内体育館がいっぱいになった。立った姿勢で有機農白菜の中に塩辛や多様な薬味であえた細切りの大根を数時間かけて万遍なく入れた。キムチ作りが大変だということも改めて感じた。ていねいに作ったキムチを生活の苦しい一人暮しの老人や長屋街の低所得者に贈った。キムチの薬味のにおいと奉仕の温かさを未だに感じながら食品科学としてのキムチ産業と企業および社会が共に作ることができる共有価値について考えてみた。
1960年代までを考えても多くの家庭でご飯1杯とキムチが献立の全てであった。冬はいっぱいに満たされたキムチのカメがあるだけでも豊かな気持ちになるほどであった。漬けたばかりの浅漬けキムチを割いて食べたことを思い出す。米国留学時代に試験に追われて何日間かハンバーガーで食事を済ませていた時にキムチとホットドッグを切って作ったキムチチゲを食べたら体に活気が巡ったことが思い出される。今、外国人を含む団体写真撮影の時、笑顔を誘導する単語は断然「キムチ」だ。このようにキムチには分かち合いと微笑のウイルスが一緒に入っている。最近韓流の映像作品で韓国の食卓が全世界に放映され、キムチは韓国の代表的なイメージ生活文化商品となった。