パリ留学中の北朝鮮大学生、北への強制送還中「脱出説」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.21 09:15
フランスに留学中の北朝鮮大学生ハン氏が半月以上潜伏していると伝えられた。昨年処刑された張成沢(チャン・ソンテク)派の高位層の息子で、父親が粛清されたのに続き自身も強制送還される危機に処するとすぐに脱出したという話が出回っている。これに対しフランス警察が捜査に入った。ハン氏が通っていたラ・ヴィレット建築大学のカロルリン・プクルトゥア副学長は19日(現地時間) 「(警察が)捜査をしているそうだ」として「詳しい状況は分からず、申し上げかねる」と話した。警察側も「現在としては答えることがない」と話した。
フランス政府は2011年に北朝鮮の留学生10人を招いてフランスの代表的な建築大学であるパリのラ・ヴィレット建築大学とベルヴィル建築大学に5人ずつ修学させ、がハン氏はそのうちの1人だった。全て北朝鮮最高の大学である金日成(キム・イルソン)総合大学に通っていた秀才で、両親らも高位層だという。そのため警察と建築大学が北朝鮮に関してデリケートな部分もある事案だとして言葉を慎んでいるという観測が出ている。