【コラム】奪われ奪った2つの仏像の運命=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.18 14:34
「多事多難」という常套句がメディアを飾る時期が戻ってきた。どの年よりも出来事が多く、困難にあふれた甲午年だった。年末の新聞・放送を飾る「10大事件」の選定は難問になるようだ。
文化遺産分野も、苦難や宿題が解けないまま年越しを迎えようとしている。代表事例が2年前に韓国人の文化財窃盗団が日本から盗んできた仏像2点の処理だ。事件発生から2年を越えても解決法がなく、ぐるぐると回っている。文化財領域に限ったことではなく韓日間の長年の感情のわだかまりが積み重なった外交問題なので、さらに難しい。