尋常でない韓国大企業の年末人事…共通点は「危機を乗り越えよう」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.12 15:23
「組織改編と人的刷新に先立ち、グループ経営企画室長を先に交代した」。ハンファグループが10日、中国事業を総括してきた琴春洙(クム・チュンス)社長(61)をグループのコントロールタワーである経営企画室長に任命し、説明資料でこのように明らかにした。金融・太陽光など積極的に投資しながらも実績が振るわない事業に対する強力な警告、人的刷新メッセージを明確にしたのだ。
琴社長は金升淵(キム・スンヨン)会長(62)の腹心といわれる人物だ。2007年から4年間、経営企画室長を務めた。今回、金会長の復帰を控え、グループ革新の任務を与えられたというのがグループ内外の解釈だ。琴社長自身も11日、「大きな仕事を引き受けた」と述べた。琴社長は「ひとまず業務の把握からする」とし「見守ってほしい」と話した。このほか、ハンファは麗川NCC代表取締役に崔金岩(チェ・グンアム)元経営企画室長(54)、ハンファ・イーグルス代表取締役に金忠範(キム・チュンボム)元会長秘書室長(58)を選任した。今回の人事を通じてハンファの緊張感は急激に高まった。ハンファ内部では「琴社長の業務把握が終わり、大きな絵が描かれれば、大々的な事業再編と相当な規模の人的再編があるだろう」という話が出ている。