【取材日記】50年間、宝物のサイズさえ把握できなかった文化財庁=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.10 10:15
「最初は八賜品が偽物ではないかと疑った」。先月31日に会った場で韓瑞(ハンソ)大学文化財保存学科のチャン・ギョンヒ教授が伝えた話は衝撃的だった。文化財界では、八賜品が偽物だといううわさがかなり前から出回っていた。文化財庁が作成した宝物指定書に記載されたサイズが、実物の大きさと明らかに異なっていたからだ。八賜品は忠武公・李舜臣(イ・スンシン)の威厳を象徴する8つの物で、慶尚南道統営(キョンサンナムド・トンヨン)の忠烈祠(チュンリョルサ)に保管中だ。1966年に宝物第440号に指定された。
チャン教授が実物の大きさを直接測定した結果、八賜品は宝物指定のサイズと大きな差を見せた。鬼刀・斬刀などは1メートルも違いがあった。八賜品の中で実際の長さがまともに反映されたものは1つもなかった。