来週、米・中首脳と会談…試される韓国「AIIB・サード外交」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.04 09:55
峨山政策研究院のキム・ハングォン中国研究センター長は「米中が対立するのではなく、競争と協力を繰り返す関係という点を考慮すれば、韓国の外交的な役割を最大化する戦略も立てることができる」と述べた。また「サードの場合、今までの議論状況を中国に知らせると同時に、サード配備で北核に対する中国の立場が非常に重要な要因だという点を強調できるだろう」と説明した。梨花女子大の朴仁フィ(パク・インフィ)教授(国際関係学)は「韓国政府が米中から同時に支持を受ける場合は少ないだけに、こうした状況をうまく継続しなければならない」と述べた。
関心は韓米首脳会談が開かれるケースだ。会談で決まった戦時作戦権転換の延期は無難に進んだ。しかし韓米連合軍司令部残留費用の負担など後続協議が残っている。オバマ大統領は中間選挙の直後であるだけに、その後遺症が首脳会談に反映される可能性もある。北朝鮮の核問題や人権問題に対する立場の表明の程度にも関心が集まる。政府当局者は「日程上、韓米首脳会談が開かれても韓中、米中首脳会談の後になる可能性が高いため、我々は主な葛藤懸案に対する米中の立場を十分に消化した後、米国とより豊かな議論ができるとみている」と伝えた。
来週、米・中首脳と会談…試される韓国「AIIB・サード外交」(1)