日帝が収集したアジア文化遺産、植民地朝鮮博物館が封印を解く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.29 17:20
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仏教彫刻部門に出てきた北斉時代「半跏思惟像」。(写真=国立中央博物館)
韓国文化のアイデンティティの求心点とも言える国立中央博物館が久しぶりに勇気ある企画展を催した。28日、ソウル西氷庫路(ソビンゴロ)の常設展示館1階特別展示室で始まった「東洋を収集する-日帝強制占領期間のアジア文化財の収集と展示」だ。
題名自体が含蓄的な情報を含んでいる。1909年11月、韓国初の博物館として昌慶宮(チャンギョングン)に開館した皇室博物館から、45年の解放を迎える時まで李王家博物館(美術館)、朝鮮総督府博物館などに変貌し、日帝の好みと意図に沿って収集された遺物をつぶさに見てみようという意味だ。日帝がこの博物館遺物展示を通して朝鮮の歴史を日本の手法で過去化させようとした真意を探ろうというものだ。