【噴水台】誰が韓国社会を危険なものにしたのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.24 18:12
この国は、いつまでこうして浅はかなままでいるつもりなのか。大きな惨事を体験したものの、歳月が過ぎれば世間知らずの与太郎でも悟るのが道理だが、長い間驚き怒っても、一晩寝て起きればそこは毎日同じよう日々の繰り返しだ。今日何かあっても明日忘れてしまえば阿呆のように生きることになり、他人のことをあれこれ叱って自分はやり過ごしていると決まって誰か、そうでなければ自分が爆発する。
過剰な平等は、私腹を肥やす時ではなく自分の責任を押し付ける時にも有効だ。市場の無骨者から最高指導者にいたるまで、やることが皆同じだ。自分の欠点よりもいつもでも他人の問題点のほうが大きく見える。
最近の国家監査を見るだけでもひしひしと感じる。あまりにも片腹痛くて、まともに目を開いて見ていられない。赤十字社総裁という人が自分は国政監査など知らないといって特派員の目を避けて中国出張に行ったり、常任委員長が証人を呼んでおいて「年寄りだ」と暴言を吐いたり、生まれた時から親朴派だったという要人は政治的所信を云々して記者たちを恥じ入らせたりする。