中国人が済州都心のモーテルやマンションまで買い占め(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.23 09:16
だが、不動産投資移民制は副作用ももたらした。海抜200~600メートルの漢拏山中腹地域が乱開発された。中国企業が海岸に比べ安い山間部の土地を買い入れて大型リゾート団地を作っている。1棟当たり5億ウォン以上のコンドミニアムを作り済州島で永住権を得ようとする中国人に分譲する目的だ。済州島西帰浦市(ソグィポシ)の済州ペクトンシンウォンリゾートなどがそうした目的で建設されている。
現在の漢拏山中腹地域で中国資本がリゾートを作っている総面積は300万平方メートルに達する。ソウル・汝矣島(ヨイド)の290万平方メートルと同水準の規模だ。工事で切られる樹木は数万株に及ぶ。飲用水汚染への懸念も出ている。済州経済正義実践連合のチャ・グァンイル事務局長は、「中腹地域は相当数の済州島民が飲用水として使う地下水を供給する所だ。リゾートの下水が水源を汚染させかねない」と話した。