【時視各角】混乱をあおる韓国政府の「実力」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.22 13:27
端末流通構造改善法(端通法)と板橋(パンギョ)換気口崩壊事故。表面上は両者には何の関連もない。ところが一脈相通じるものがある。韓国の規制政策の乱脈の様相を、ひと目で見せるという点だ。
まずは端通法。この法律は朴槿恵(パク・クネ)大統領の大統領選挙公約だった「通信料金引き下げ」実現のために用意された。「買う時期や場所が違うだけで価格が何倍も違ってくるスマートフォン」に対する大統領の指摘に、すぐさまスマートフォン価格を全く同じにするとしてこの法が設計された。方法はスマートフォン価格を左右していた補助金の差別をなくすこと。おかげでスマートフォン価格は同じになった。ところが「通信料金引き下げ」という本来の意図はアンドロメダへと飛んで行き、体感通信料金はむしろ高くなった。なぜか。