【社説】潘基文1位、韓国内の政治家は恥じるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.22 11:35
ハンギルリサーチが20日に発表した次期韓国大統領候補の世論調査で、潘基文(バン・ギムン)国連事務総長が39.7%と圧倒的1位を占めた。次は朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長13.5%、文在寅(ムン・ジェイン)新政治民主連合議員9.3%、金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表4.9%の順だ。世論調査だけで見れば「潘基文現象」が生まれたと言えるが、これはさまざまなことを示唆している。
潘総長は政界の外にいて、さらには外国で活動している。ほかの政治家のように「大統領選挙に向かって奔走する人」に分類されることもない。そんな人が大差で1位ということなのだ。これは潘総長の得点とは違う、異議失点が交わった結果だろう。有権者は潘総長に対して国際的なリーダーシップ、問題解決のための努力、合理的な世界観と言動に注目していると見られる。彼が国内政界でもリーダーシップを発揮するのか、国内懸案に対しても能力を見せるのかなどについては霧に包まれている。彼に権力意志があるのかもまだ分からないことであり、たとえ彼が飛び込んだとしても国内選挙戦の制度で勝利するのはまた別問題だ。