鉄格子で囲まれた違法操業の中国漁船避けて高速ゴムボート転覆=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.17 09:27
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16日明け方、全羅北道群山市(チョンラブクド・グンサンシ)の於青島(オチョンド)西側の韓国側排他的経済水域(EEZ)内で違法操業中だった中国漁船を海洋警察が検挙している。海洋警察は15日から1泊2日で1000トン級以上の大型警備艦4隻など17隻の艦艇を動員して西海(ソヘ、黄海)の違法操業特別取り締まりを行い、中国漁船4隻をだ捕した。
◆中国漁船438隻、だ捕後に担保金払わず=問題は、こうしてだ捕した中国漁船が海洋警察の悩みの種になるという点だ。16日午後、仁川市東区(インチョンシ・トング)のマンソク埠頭。潮が引いて干潟があらわれた埠頭には50トン余りの古い青緑色の木船5隻が停泊していた。緑色の網でいっぱいの船のあちこちに赤い旗が翻っていた。5つの星が描かれた中国の国旗だった。漁船を管理するヨンドク開発のイ・ヨンソン現場所長(59)は「先月、仁川海洋警察がだ捕した中国漁船で中国人船主が所有権を放棄した漁船」と話した。
こうした中国漁船の管理および廃船費用は、全て海洋警察が負担している。今年、海洋警察がだ捕した中国漁船は全部で122隻。このうち96隻だけが船主が担保金を払って持っていった。残りの29隻は捕えられた船員の労役で充当したり、これさえままならないときは民間企業に任せて保管しなければならない。海洋警察によれば2007年から8年間、中国漁船438隻が253億4500万ウォンの担保金が払われなかった。