「党論の壁」、朴槿恵・文在寅も越えられなかった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.16 15:53
「私はもともと(対話録の)閲覧を要求したのですが。とにかく党論で決定されたことなので従えばいいのですね」。
昨年7月2日の国会本会議で「南北首脳会談の会議録などの資料提出要求案」が通過すると新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)議員が述べた言葉だ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が2007年の南北首脳会談当時、西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)を放棄するという発言をしたか否かをめぐって政治攻防が絶えない中で与野党は「真実を確認してみよう」と一致協力した。盧元大統領の秘書室長をつとめた文議員は、資料が保管された国家記録院に行って閲覧することには賛成するものの、公開については反対した。だが党論が決まると賛成票を投じた。6カ月前の大統領選挙で1470万票の支持を受けた文議員だったが党論だけは避けられなかった。