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<アジア大会>韓国男子サッカー、28年ぶり決勝行き

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.01 09:52
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28年ぶりのアジア競技大会優勝に挑戦する韓国男子サッカー代表が決勝進出を決めた。「光陽(クァンヤン)のルーニー」イ・ジョンホ(22、全南)がアジア競技大会の4強ジンクスを破った。

イ・グァンジョン監督(50)が率いる韓国代表は30日、仁川文鶴競技場でアジア競技大会男子サッカー準決勝を行い、イ・ジョンホと張賢秀(チャン・ヒョンス、23、広州富力)のゴールでタイを2-0で退けた。韓国は2日、北朝鮮と宿命の決勝戦を行う。

 
韓国サッカーは28年間、「アジア競技大会4強ジンクス」に苦しんできた。1986年ソウルアジア競技大会で優勝した韓国は、その後の6大会で5回も準決勝で敗れた。イラン(1990年、2002年)、ウズベキスタン(1994年)、イラク(2006年)、UAE(2010年)を相手に苦杯を喫した。

1998年バンコク大会では準々決勝でタイに敗れた。当時の試合で先制ゴールを決めたキャティサック・セナムアン(41)が今大会のタイ代表の監督だ。

タイは今大会5試合で15得点・無失点の伏兵だった。タイはサッカー人気が高い。自国のプロリーグに20チームもある。企業も積極的に投資している。イングランドプレミアリーグのエバートンのユニホームスポンサーがタイのビール会社だ。ワールドカップ(W杯)にも出場した金東進(キム・ドンジン、ムアントン)ら20人近い韓国選手がタイリーグでプレーしている。

韓国選手は試合前日、タイの試合の映像を見ながら「油断してはいけない」と決意を固めた。タイはベスト11の平均身長が170センチを少し超える程度。「タイのメッシ」と呼ばれるチャナティプ・ソングラシンは157センチだ。

韓国は線が太いサッカーを見せ、前半41分、空中のボールで先制ゴールを決めた。イム・チャンウ(22、大田)が右側からクロスを上げ、イ・ジョンホがDF選手の隙間を突いて頭にボールを当てた。方向が変わったボールはゴール左ポストに当たってゴールに入った。イ・ジョンホはアッパーカットのガッツポーズで喜びを表した。

イ・ジョンホは先月28日の日本との準々決勝でも勝利の主役となった。0-0だった後半終了5分前、ペナルティーボックスで後ろから激しくぶつかってきた日本選手の下敷きになった。倒れながら顔をグラウンドにぶつけたイ・ジョンホは鼻血を流した。痛みと引き換えに得た貴重なPKを主将の張賢秀(チャン・ヒョンス)が決め、1-0で勝った。イ・ジョンホの「執念の鼻血」はチームメートをより強く団結させた。

光陽にホーム競技場があるKリーグ全南所属のイ・ジョンホは「光陽のルーニー」と呼ばれている。マンチェスター・ユナイテッドに所属するウェイン・ルーニー(29)のような猪突的な動きのためだ。

イ・ジョンホはこの日も力と闘志で先制ゴールを決めた。このため韓国はふくらはぎを痛めているストライカー金信旭(キム・シンウク、26、蔚山)を投入せずに済んだ。韓国は前半45分、イ・ジェソン(22、全北)が得たPKを張賢秀が決めた。この日が誕生日だったGK金承奎(キム・スンギュ、24、蔚山)は好セーブを連発し、勝利に貢献した。韓国は今大会6試合で12得点・無失点。

もう一つの準決勝では北朝鮮が延長戦の末、イラクを1-0で降した。北朝鮮は0-0だった延長前半5分、チョン・イルグァンがFKを決めて得点した。韓国のイ・グァンジョン監督は「北朝鮮は延長戦を行い、体力の消耗がある。チョン・イルグァンが退場となり、決勝戦には欠場するなど戦力は100%でない。北朝鮮はキックアンドラッシュスタイル。(28年間無冠)記録は壊れることになっている。金信旭を後半に投入する確率もある。私も選手たちも目標は優勝。残りはあと一つだけだ」と必勝を誓った。

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