アジア大会スタッフ2万人の胸に「361°」、仁川を占領した中国の服(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.17 11:52
仁川(インチョン)アジア大会をサポートする運営スタッフとボランティアメンバーの数は2万人を超える。ところが彼らが着る水色のTシャツには「361°」という数字のロゴが刻まれている。韓国人にはなじみが薄いが「361°」は今大会の公式後援を務める中国のスポーツブランドだ。
「361°」は中国内2000カ所地域に7800店を超える店舗を持つスポーツ用品メーカーだ。中国内のスポーツ競技だけでなく、国際スポーツ大会を後援する戦略で認知度を上げていきつつある。年間売り上げは8兆4000億ウォンに達する。「361°」は2010年の広州アジア大会の時も公式スポンサーだった。仁川アジア大会では単純なユニフォーム後援を超え、1500万ドル以上を後援するプレステージパートナーになった。この等級で唯一の海外ブランドだ。「361°」以外にはサムスン電子、新韓銀行、大韓航空、SKテレコム、現代・起亜自動車など韓国の大企業がプレステージパートナーを務めている。「361°」は2011年7月に最初に仁川アジア大会の公式スポンサーに選ばれてから積極的なマーケティングを行っている。