<アジア大会>タオルで雨水拭く陸上、コンテナで選手待機…問題点が続出(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.30 09:17
仁川(インチョン)アジア競技大会の問題点があちこちで表れている。28日、陸上競技が行われたアシアド主競技場。競技中に雨が降ってトラックが濡れると、ボランティアメンバー約20人が出てきてタオルで水を吸い取った。2009年以降、国際大会ではローラー機械の使用が普遍化したが、仁川アジア競技大会組織委員会(委員長キム・ヨンス)は“人海戦術”を見せた。組織委関係者は「アジア競技大会にはそのような機械を使うことはない」と述べた。
この日、野球場とサッカー場がある文鶴競技場一帯は渋滞した。野球の決勝戦(約2万7000人)と男子サッカー8強戦(約4万3000人)を見るために約7万人が集まったのだ。組織委が韓国が出場するビッグマッチを同じ時間、同じ場所に配分したことで、開始時間までに入場できなかったファンと関係者が多かった。
仁川アジア競技大会が開幕した19日から連日、事件・事故が発生している。スポーツ英雄を脇役にした開会式は韓流コンサート場となり、女優イ・ヨンエが聖火の点火者として登場したことに批判が起きた。その聖火は一日で消え、再点火された。トイレでは小便が漏れ、ウエイトリフティングの選手はロッカーがないためコンテナで待機することもあった。