韓国の免税店、中国人観光客向けに瀋陽マンションを景品に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.22 15:19
江原道襄陽(ヤンヤン)空港は「幽霊空港」と呼ばれていた。しかし今はもう昔の話となった。1月1日から9月22日まで(予約者基準)襄陽空港を利用した外国人は約15万2000人と、前年同期(約2万9000人)の5.2倍となった。開港後、昨年までの国際線の累積利用客が11万5000人にすぎなかったのに比べると、驚く変化だ。外国人利用客の大半(98.3%)を中国人である襄陽空港は今年、「中国人観光客特需」の効果をまともに得たのだ。
襄陽空港が4月から「中国人72時間ノービザ入国空港」に指定されたのが決定的な契機となった。定期便を運航する上海路線のほか、チャーター機で中国各地域から観光客を乗せてくる10余りの不定期便があり、江原道地域に対する認知度が高まった。観光地の繁華街はもちろん伝統市場にまで中国人観光客が流入し、商人も喜んでいる。
江原道庁の調査によると、中国人観光客は雪岳山・洛山海水浴場・鏡浦台など主要観光地を回り、2日間で平均24万8000ウォン(約2万5000円)を使うことが分かった。消費性向が強い中国人観光客は地域の内需経済には「恵みの雨」のような存在だ。このために中国人観光客を引き込むために企業はもちろん、地方自治体も動いている。地方自治体が中国人観光客の引き込みに動きながら、中国人ノービザ乗り換え空港は6カ所(仁川・金海・清州・襄陽・務安・大邱)に増えた。