約束のない「第2ロッテワールドオープン」承認…生活行き詰まる職員(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.15 15:21
「3年間黒字だった会社がロッテワールドモールのオープンが遅れて赤字に転換しました」。
外食企業ELX F&Bのキム・ヨンチャン理事はこの頃、気が焦っている。キム理事はロッテワールドモールに661平方メートル(約200坪)規模のレストラン「P.F.Chang’s」を開くことにして5月に準備を終わらせた。だがオープンが遅れて4カ月で赤字が4億ウォン(約4000億円)を超えた。米国フランチャイズのこの店は、米国内に210店、18カ国に45店のフランチャイズを持つブランドだ。キム理事はP.F.Chang’sを韓国に持ってくるために3年間本社と接触し、昨年ロッテワールドモールに1号店を出すことになった。
キム理事は「職員9人を米国本社に送って3か月間教育させるだけで1億5000万ウォンかかり、人件費で1億8000万ウォンが出て行った」と話した。5月のオープンに合わせて選んだ20人余りのスタッフも問題だった。8月までは交通費を30万ウォンずつ支給してスタッフを連れていたが、オープンが約束なしに延期されると、これ以上つかまえておくことはできなかった。キム理事は「すぐに給与をもらわないと生活できないスタッフが多く、別の仕事を探せと見送った」と苦々しそうに言った。