【コラム】中国人観光客、毎年3000万人呼び込むには…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.12 13:34
もう1つの問題はケーブルカーだ。中国はどこへ行ってもケーブルカーがあり、黄山や泰山のような有名な場所には2~3本の路線がある。外国には20~30分乗って行きながら中間に駅まである長いケーブルカーでも退屈せぬよう見ることができる。唯一、韓国だけがケーブルカーは環境保護の敵だと見なされて、まともなケーブルカーがほとんどないといっても過言ではない。韓国国民はあまりにも登山が好きで、かなりの山はそのまま登るが、外国では海抜2000メートル近い場所なら歩いて登る意欲を出さない。ケーブルカーがなければ中国のように白頭山の頂上の真下まで道をつけてシャトルバスを運行したり、スイスのユングフラウのように山岳電車を運行したりもする。
統計資料を見ると、ケーブルカーとスキーリフトを合わせた総延長が韓国は133キロ、中国が1560キロ、日本は2353キロ、フランスが2901キロ、スイスが1750キロだ。そしてこれらの国にはケーブルカー駅を中心に海抜2000~3000メートルの高地に数多くの休憩施設がある。ほかの国々がみなやっていることを、韓国では何故してはいけないのか。そんなことをしなくても雇用は充分だということなのか。