【取材日記】10代アジア少女に「顔整形すればスターに」と教えたK-POP
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.08 10:47
香港のスリランカ系少女のシマリ・デシルバ(15)は同じ年頃の友人のようにK-POPマニアだ。優れた歌唱力で昨年、韓国の有名ケーブルチャネルが主催した国際K-POP競演大会の香港地域予選で優勝した。アジア各地から選ばれた15人の参加者らと共に、決選舞台のために夢に描いていたソウルに到着した。
リハーサルに余念のない参加者に、主宰側の引率者は「サプライズプレゼント」をくれると言った。彼について参加者が到着した場所は、整形外科であった。医師はシマリに「君は14歳なのに30歳のように見える」と言って肌が黒く鼻と顔の形が変だから放送に出るには顔全体を整形すべきだといった。ショックを受けたシマリは「成功の条件という理由で容貌を整形したくない」と言い、トイレに駆け込んで泣き叫んだ。シマリは次のラウンドで脱落し、韓国を離れた。彼女の母親は「子供には、自分の本来の姿で堂々としろと、肌の色や容貌ではない行動で評価されなければならないと教えた」として「娘の話を聞いた時は胸が張り裂けそうだった」と話した。シマリの事例は香港日刊紙サウスチャイナモーニングポストで紹介された。