大画面を選んだiPhone6、サムスンの対応策は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.11 09:40
世界のIT業界でアップルは“革新のアイコン”だった。創業者のスティーブ・ジョブズは革新のない製品は魂のない生命体と同じだと主張した。そのためアップルでは競合会社の製品をまねるというのはタブーだった。そんなアップルが変身を宣言した。ジョブズを捨て敵が行く道を追いかけて行くことにした。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は9日、米カリフォルニア州クパチーノのフリントセンターで4.7インチ画面の「iPhone6」と5.5インチ画面の「iPhone6プラス」、スマートウォッチの「アップルウォッチ」を公開した。市場では歓呼と嘆きが交差した。サムスン電子が先行する市場をキャッチアップ戦略で攻略するという実用精神に対しては歓呼が出た。一方でジョブズの哲学が消えたという嘆きも大きかった。
アップルはサムスン電子が先取りした市場を狙う。サムスンは大画面スマートフォン市場で絶対強者だ。サムスンは昨年9月に「ギャラクシーギア」を発表しスマートウォッチ市場も開拓した。ここに普及型機器を掲げ追撃する中国企業などの攻勢もアップルには負担になる。アップルが新しい戦略と製品を持ち出したのはこうした市場環境のためだ。