軍幹部の自殺率増加…一般兵士の2倍=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.10 15:26
#2013年5月。空軍のA下士官は独身者宿舎のトイレで首をつって死亡した状態で発見された。憲兵隊の捜査の結果、A下士官は中隊長から普段からいじめにあい、過度な業務に苦しんでいたことが分かった。基本業務のほか、8つの追加任務を与えられたA下士官は業務処理が未熟な場合、兵士の前で暴言を浴びた。中隊長は長期服務審査を控え、A下士官に「お前のような幹部は必要ない」と言ったり、酒代の計算を押しつけたりした。しかし軍裁判所は「個人の性格のため自殺した」とし、中隊長に対して宣告猶予判決をした。
#2007年2月。ある陸軍歩兵部隊内でB少尉が「監察検閲の後続措置が怖い」という遺書を残して自殺した。親に旧正月のあいさつをし、部隊に復帰した直後だった。少尉になって8カ月目で、大尉級がするべき大隊情報課長を引き受けた。自殺の2カ月前から毎日夜勤に苦しみ、上級者から何度も叱責を受けた。死亡する3日前に同期生に自殺計画を打ち明け、当時も首に自殺を図った跡があったが、軍はいかなる措置も取らなかった。