韓国人の肝臓がん死亡はOECD1位…酒は補身水準にとどめてこそ先進国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.09 15:42
先月11日午前11時55分。米カリフォルニア州マリンカウンティの911センターの応急要員が家に到着した時、すでに彼はこの世の人ではなかった。「Carpe Diem(その日を摘め)」、すなわち「今この瞬間を楽しめ」という名セリフで青少年に今の大切さと夢を植えつけた1990年の映画『いまを生きる』の主演俳優ロビン・ウィリアムズは、このように自殺で生涯を終えた。1998年の映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』では、笑いで患者を治療する医師だった彼だ。彼はスクリーンの中では笑っていたが、現実では内面の悪魔と戦っていたのかもしれない。30年間にわたり彼を苦しめた悪魔は「アルコール」だった。青年時代に始まったアルコールとの縁は中毒に発展した。その後、数回リハビリセンターを行き来しなければならなかった。
「アルコール中毒者」と聞いて思い出す姿は、焼酎瓶を持って暮らしたり、酔っ払って路上で寝込んでいる酔っぱらいだ。しかし専門家の診断は違う。酒に酔ってでたらめにしゃべり、朝になると自分は絶対に中毒ではないと叫ぶ男性、昼間にこっそりと一杯飲み、晩には普通になる主婦、こういうケースはすべてアルコール中毒の初期患者と見なす。晩には酒1杯を思い出し、週に1、2回は友人と焼酎を交わす筆者も、もしかするとアルコール中毒の扉をたたいている状態かもしれない。