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“海のポルシェ”クロマグロ・日本輸出のオコゼ…韓国の高級魚系図(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.08 15:23
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「魚東肉西」。祭壇に供えられる原則の1つだ。魚は東側で、いわゆる肉は西側に供えよとの意味だ。しかしその昔、魚東肉西はそんなに多くない家だけが守ることのできる原則だった。帆船で魚を釣って運送手段までよくなかったその時期には裕福な家でなければ祭壇にも魚一匹供えることも大変だった。

今は世の中が変わった。魚群探知機と衛星利用測位システム(GPS)のような先端装備を備えた遠洋漁船が南極まで行って魚を大量に捕獲してくる。「国民魚」という言葉が出てくるほどだ。

 
このような世の中でも味わうことすら難しい「貴族魚」がある。クロマグロが代表的だ。生まれてから死ぬ時まで、さらに寝る時も休まず泳ぐため「海のポルシェ」というニックネームがついている魚だ。昨年1月5日、日本の築地水産物卸売市場で222キロが1億5540万円で落札された。築地水産物卸売市場が競りの記録を残し始めた1999年以降の最高額だ。

このクロマグロで握った寿司は1皿当たり60万ウォン(約6万1600円)もする。

韓国では今年3月に釜山(プサン)のチャガルチ市場で長さ2メートル(190キロ)1匹が350万ウォンで売れた。韓国内の刺身料理店でクロマグロは1人前で15万ウォン程度になる。それ以下の値段で食べたのなら、それはクロマグロではない。メバチマグロ・キハダマグロ・ビンナガのような種だ。クロマグロは糖度が高いリンゴ味で、キハダマグロは「す」の入ったダイコン味だという。部位別に栄養成分が違い価格は千差万別だ。脂肪が豊富な腹の肉は値が張る。

あまりにも高いので韓国でも養殖を始めるようになった。済州道西帰浦市南元邑(チェジュド・ソギポシ・ナムォンウプ)の国立水産科学院未来養殖研究センターの陸上水槽では重さ50キロのクロマグロ400匹が泳いでいる。クロマグロは地中海の島国であるマルタ島沖合いで採取した受精卵300万個を国内に持ち込み孵化させたものの一部だ。

受精卵を持ってくる時は特級作戦が繰り広げられた。32~36時間が過ぎると孵化するので、それよりも早く持ってきて水槽に入れなければならない。飛行機に乗れればよいがマルタから韓国への直航路線がない。独フランクフルトを経由して仁川(インチョン)空港を経て済州(チェジュ)に来なければならない。未来養殖研究センターのチ・スンチョル研究員(43)は「通関手続きまで1分単位で段取り良くこなしてこそ可能なことだった」とし「多くの試行錯誤の末にようやく成功した」と話した。

貴族魚の家系図にアラも外せない。本来の名前は「モアラ(オオモンハタ)」だ。アラと呼ぶ済州方言が定着し、現在はアラが本名になった。1キロ当たり15万~20万ウォンほどする。目玉から内蔵まで食べられない部位がない。マグロのように部位ごとにひと味変わった味わいがある。特に頬の肉は餅に近いほどの食べごたえだ。最近、日本から養殖アラが入ってきたが福島の放射能余波で人気がない。


“海のポルシェ”クロマグロ・日本輸出のオコゼ…韓国の高級魚系図

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    “海のポルシェ”クロマグロ・日本輸出のオコゼ…韓国の高級魚系図(1)

    2014.09.08 15:23
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    クロマグロ…マグロ種で最も高い価格。大きいものになると数億ウォンで取り引きされる。反対に最も安いマグロはマグロ缶に入っているカツオだ。
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