【コラム】ハリウッドが独立映画に投資する理由=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.05 14:47
LAの暗黒街を背景に繰り広げられる犯罪コメディ映画1本が、破格的なストーリー展開や印象的なキャラクター、今でもよく知られる男女の踊るシーンで強烈な印象を残し、すい星のごとく登場した。映画『パルプ・フィクション』は、850万ドルの製作費が投入されたクエンティン・タランティーノ監督の2本目の作品として1994年にカンヌ映画祭のパルム・ドールを受賞し、全世界で2億ドルを超える興行を記録した。
『パルプ・フィクション』はディズニーが独立映画を専門に製作・配給したミラマックスを合併した後の最初の作品で、予想外の爆発的な興行はほかのメジャースタジオだけでなくハリウッド映画産業全体に影響を及ぼした。独立映画の興行の可能性を確認したメジャースタジオは、先を争って独立映画の性格を持った低予算映画を製作する子会社的なスペシャリティ・ディビジョンを設立したり買収したりした。