韓国金融業界、雇用不安感から14年ぶりゼネスト(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.03 15:02
金融労組が3日、ゼネストに入る。政府主導の金融統廃合に反対してゼネストを行った2000年7月以来14年ぶりだ。名分は賃上げ(6.1%)と非正社員差別の廃止、60歳への定年延長だ。これだけ見ると、製造業の労組の名分と変わらない。過去14年間に金融労組がいつもしてきた要求でもある。それでもストまでにはつながらなかった。
しかしなぜ今回は6万5000人が参加(金融労組主張)する全国的な規模のストをするのか。中をのぞくと、2000年のスト当時と似た雇用不安感がある。金融労組が今回ストで賃金などの勤労条件の改善のほか、「官治金融の撤廃」という名分を追加した理由だ。昨年から強まった金融業界のリストラの動きがストの動力として作用しているという。