【コラム】中国と世界秩序、そして韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.01 10:05
中国経済は今後もしばらく速いペースの成長を維持するはずであり、より強まった経済力を基礎に中国は今後、世界秩序の再編により大きな影響力を行使するのは明らかだ。今年中に中国の国内総生産(GDP)は購買力平価基準で米国のGDPを上回ると、世界銀行は見込んでいる。為替レートで推算したGDPも今後10年ほどで米国を超えると予想される。現在の成長(年7-8%)の勢いが続けば、すでに巨大化した中国経済は9-10年ごとに2倍ずつ拡大することになる。
こうした周辺状況の中で果たして韓国はどんな選択をしなければならないのか。まず我々は、現在中国政府が進めている世界経済秩序再編努力を否定的な目で拒否する必要はない。人民元の世界基軸通貨化やAIIB創設の努力にも積極的に参加しなければならない。ただ、我々の参加は従来の世界経済秩序と制度の代案としての選択ではなく、これを補完ないし改善するというレベルで行われなければならず、そうなるよう我々が役割を果たさなければならない。