「偽善国が世界を動かす時代は終わり」…債権国・中国の挑戦状(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.15 11:27
中国の新華社通信が13日、「ある偽善的な国家によって世界が動かされる時代は終わるべきだ」と論評した。「ある偽善的な国家」とは米国のことだ。新華社通信は官営で、中国指導者の意中を反映する。世界最大債権国の中国が、世界最大債務国でありながらも保守・進歩間の政争でデフォルト危機を迎えた米国の覇権をこれ以上は認めないという内心を表したのだ。韓国銀行(韓銀)などによると、急速に成長する中国経済は2020-2030年に米国を上回ると予想されている。
中国は実際、今年上半期、石油輸出国機構(OPEC)原油輸入量で米国を抜いた。中国はその間、経済成長の父・鄧小平が明らかにした対外政策原則「韜光養晦(能ある鷹は爪を隠す)」基調を維持してきた。しかし最近は国力を土台に大国崛起(大国が立ち上がるという意味で、国際社会で中国の発言権を高める戦略)するべきだという声が強まっている。