<サッカー>悲しい境界人、鄭大世…北朝鮮代表に呼ばれず、韓国ではエージェントが横領(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.29 14:49
最近、彼は気持ちを切り替えた。人生の暗い面を忘れ、明るい部分を眺めることにした。何よりも力になるのは来月末に生まれる息子だ。「鄭大世ジュニア」を略した「テジュ」を胎児名にした。息子は父としての責任感とプロ精神を呼び起こす存在だ。鄭大世は「妻のお腹の中で胎動するテジュと交感すれば、なかった力も出てくる。より強く信頼できる父親にならなければという気持ちになる」と語った。鄭大世の顔に笑みが浮かんだ。
「兄貴リーダーシップ」で選手団を率いる徐正源(ソ・ジョンウォン)水原監督(44)は心強い存在だ。鄭大世は「日本とドイツでは、監督は単なる同僚にすぎなかった。しかし水原で監督は信頼して相談できる先輩であると同時にリーダー」とし「ポジション争いのストレスを忘れ、犠牲精神をまた取り戻し、チームの力になりたい」と語った。