ユニクロが石油化学業界の救援投手というが…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.20 14:09
石油業界で2番目のリリーフ投手はビッグデータ技術だ。伝統的な油田開発方式は地層に貯まっている石油とガスを抜き出せば良かった。だが、シェールガスとシェールオイルは地層に混ざっており、新しい技術が必要だった。それが水圧破砕技術とかぎ型形態の水平ボーリング技術だった。
地中に散在するこの資源を抜き取るためには正確な情報が必要だった。情報の必要性を見抜いていたのはシェブロンだった。米国の石油会社であるシェブロンは1990年代初めには数千カ所の鉱区に直接の人を送り鉱区を管理した。2000年半ばになりマイクロソフトと組んでテキサスにデータ分析センターを設けた。「デジタルオイルフィールド」と呼ばれるこの分析センターは、世界にある鉱区の頭脳となった。3次元技術で地質を探査した後、ドリルにつけられたセンサーで各種情報を取りまとめる。こうして集められた情報はビッグデータ分析技法で探査段階から生産と運営、事故の事前感知に使われた。米国から9600キロメートルも離れたアフリカの鉱区の異常兆候を最初に捉えたのもこの分析センターだった。シェブロンは1日に1.5テラバイトに達する情報を分析しシェールガス市場での立地を広げている。