【時論】韓国、「産業サンドイッチ」から脱出しよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.02 16:44
登山をしてみると、頂上を目の前にして、いわゆる“最後の峠”を越えなければならない瞬間を迎える。息が上がる状況に耐えてそれを登ってこそ、頂上征服の喜びを満喫できる。韓国経済は今、先進国という頂上を目の前にして、最後の峠を越えなければならない状況にある。
この半世紀の間、韓国経済は驚くほどの速度で山の頂上付近まで登ってきた。私たちは中国・日本と相互補完的な分業で、世界的な製造業生産基地に成長した。日本は部品・素材・装備分野のハイエンド(High-end)技術、韓国はミドルエンド(Mid-end)技術製品、中国はローエンド(Low-end)技術製品に特化した分業構造を維持しながら、製造業の生産基地になったのだ。ところが2008年のグローバル金融危機を通過しながら、この分業構造が急激に競争構図に変化している。鉄鋼・造船・電子など主力産業の大半が重なる3カ国は、お互い競争で生き残ってこそグローバル市場の頂上に登ることができるようになったのだ。韓国が先進国の頂上に立つためには、日本・中国との「生き残りをかけた真剣勝負」に勝たなければならない。