韓国企業の最近のトピックは…素材の開発(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.28 10:49
サムスングループの未来技術シンクタンクであるサムスン総合技術院は最近、慌ただしい雰囲気だ。サムスン総合技術院は6月までに龍仁市器興を離れ、京畿道水原のサムスン電子水原事業場の向かい側、電子素材研究団地に移転する。1987年に設立されたサムスン総合技術院は、半導体やスマートフォンなどサムスングループの神話を築いてきた代表的な研究組織だ。サムスンの関係者は27日、「サムスン総合技術院研究の人材の多くは、水原で他の系列会社の関係者と一緒に素材研究に力を注ぐことになるだろう」と述べた。
サムスンが素材産業にグループの未来をかけている。電子素材研究団地は昨年11月にオープンした。すでに素材分野には、サムスン電子、サムスンSDI、第一毛織、サムスン精密化学など主要系列会社から計3000人ほどの研究員が投入された。米国のデュポン、日本の東レのようなグローバル素材企業がサムスンの目指す「未来」だ。素材分野は参入障壁は高いが、基礎固有技術を確保すれば、世界市場を数十年間にわたり支配できる。サムスンの関係者は「素材の競争力が高まれば、部品とセットの競争力も高まる」と述べた。